
液体とMOF
工場排水などの液体には、まだ活用されていない資源が含まれています。MOFは、液体の中から特定の金属や成分だけを効率よく回収できる可能性があります。

MOF(モフ)は、金属と有機分子を組み合わせてできた、目に見えないほど小さな穴をたくさん持つ新しい材料です。
イメージとしては、特定のものだけを選んでつかまえるスポンジ。
空気やガス、液体の中には、さまざまな物質が混ざっています。MOFは、その中から必要なものだけを取り出したり、不要なものだけを取り除いたりすることができます。
さらに、MOFは金属と有機分子の組み合わせによって性質を変えられることが大きな特徴です。
現在では10万種類以上のMOFが開発されていると言われており、CO2回収、水素精製、空気清浄、におい除去、センサーなど、さまざまな分野での活用が期待されています。

工場排水などの液体には、まだ活用されていない資源が含まれています。MOFは、液体の中から特定の金属や成分だけを効率よく回収できる可能性があります。

MOFにより空気中から集められたCO2を濃縮し供給する事で、果物や野菜の光合成がすすみ、収穫量を増やす事ができます。

宇宙では、水や空気などの資源を限られた環境で循環させる必要があります。MOFは、空気の浄化や水の回収などを通じて、宇宙での暮らしを支える材料として注目されています。

工場やエネルギー分野では、さまざまなガスが混ざった状態で使われています。MOFは、その中から必要なガスだけを選んで取り出し、より高純度なガスとして利用することができます。

ニオイの原因となる成分は、空気中にごくわずかしか存在しません。MOFは、その小さな成分を効率よく捕まえることで、快適な空間づくりに活用できます。

MOFは、熱をためたり放出したりする性質を持つものもあります。この特徴を活かして、省エネルギーや快適な温度管理への応用が研究されています。

空気中には、目には見えなくても水分が含まれています。MOFは、その水分を集めることで、水資源が限られた地域での活用が期待されています。